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ECILAの導入は、「進化し続ける姿勢」の意思表示。流行を後追いせず、発信する側でありたい
そして2024年4月、支店出店とともにスマートデバイスミラー「ECILA(エシラ)」を導入。差別化を目的に始まった挑戦は、やがて若手スタイリストの成長、店販やバナー広告による収益の拡大、新規集客の新しい導線づくりへとつながっていきます。

鷹山 大樹 さん/ 蒔苗 大陸 さん / 丹藤 日向子 さん
Aimer Hair Design Lewis/オーナー・スタイリスト
「持続可能な美容を提供し、お客さまに一生涯寄り添えるチームであること」を企業理念に掲げ、髪質改善や縮毛矯正、白髪ぼかしなど、一人ひとりの髪質やライフスタイル、価値観に合わせたパーソナルな提案を大切にしている。
創業期からSNSでの発信に力を注ぎ、お客さまやスタッフとの出会いを生み出してきた。
スタートは、知人の方から居抜きで譲り受けた店舗でした。
「27歳の時、先輩から店舗を譲るというお話をいただき、独立の大きなきっかけになりました。ただ、正直に言うと、独立前のスタイリストとしての売上は月20〜30万円ほどで、今ふり返ると、よくあの状況で踏み切ったなと自分でも思います(笑)」
しかし鷹山さんは、独立前から準備をしてSNSでの情報発信に力を入れ、地域ではまだ一般的でなかった“発信型のサロン”として集客を展開。発信力の高さに加えて、お客さま一人ひとりに合わせたパーソナルなプランニングや、髪質改善メニューなどの技術力向上にも力を注ぎ、地域の中で独自のブランドを確立していきます。
スタッフも順調に増え、2024年に2店舗目となるAimer Hair Design Lewisを出店。その準備に向けて動いていた鷹山さんの目に留まったのが、ECILAでした。
流行を後追いするか? 流行を発信する側になるか?
「Aimerのブランディングと相性が良さそうなスマートデバイスミラーがあると聞いて、まずは自分の目で確かめたいと思ったんです。実際にECILAを見た瞬間、これはサロンとして新しい価値を生み出せるツールだと強く感じました。」
流行を追いかけるのではなく、自分たちから発信する側でありたい。まだ広がりきっていないものを、地域でいち早く体験できるサロンにしたい。その姿勢と、ECILAの可能性が重なった瞬間でした。
「私は、まだ誰も手をつけていない領域に先に飛び込んで、そこで先行利益をつくっていくことに価値を感じてきました。これまでも、その考え方でサロンの独自性をつくり続けてきたという感覚があります。ECILAに関しても、まさにそれと同じでした。」
2024年初頭は、全国的にもまだ導入サロンが少ない時期。しかし鷹山さんは、自分たちのやり方次第で、ECILAをサロンの価値向上に結びつけられると確信したといいます。
「地域でいち早く新しい技術やサービスを取り入れることは、ただ新しいもの好きというだけでなく、お客さまにより良い体験を届けるための投資にもなります。そして何より、“一生涯通い続けられるサロン”として自分たちが常に進化し続けていくという姿勢そのものだと考えています。」
そして2024年4月のオープンと同時に、当時4台あったセット面のすべてにECILAを導入します。
「顔分析」を新たな集客の柱に。自分たちが確信を持てるまで、提案方法やバナーを磨き上げた。
「まず県内にしっかりと周知するためにSNSを活用しました。特にInstagramでは、“スマートデバイスミラーECILAを導入するサロン”として認識してもらえるよう発信を重ねました。そして、予約サイトでも顔分析を打ち出したメニューやブログ記事を通じて、積極的にECILAの存在をアピールしました。」
しかし一方で、ひとつの懸念もありました。
「実は、はじめの頃、顔分析をあまり信用してなかったんです。どのくらいの精度なのかな?と」
分析を試してみる。けれど、それを“体験”として見せるだけでは、サロンの価値にはつながりきらない。このままだと、ECILAが“ただの鏡”になってしまう。
顔分析の講習を受け、タイプごとの特徴や似合うスタイルを整理。分析を一過性の体験で終わらせず、その先の提案までを設計するためです。さらに、骨格タイプ別にポイントを分かりやすくまとめたバナーの制作にも取り組みました。
「はじめの1年は、正直、試行錯誤でした。でも、タカラベルモントさんにも協力いただいて、カウンセリング時に“見て伝わる”コミュニケーションが可能になり、提案しやすいかたちが徐々にできあがっていきました。」
そして、分析結果のタイプに合わせて、スタイルチェンジや新しいカラーを試すお客さまも増えていったといいます。
「今までやったことのない色にも挑戦してくれたり、自分では選ばなかったスタイルを楽しんでくれたり。迷っている人の後押しができるようになったと思います。」
自分たちの中に深くECILAの活用法を落とし込み、サロン内に浸透させ、お客さまへの「提供価値」に結びつけること。そして、顔分析の解説POPやバナーを活用して「ECILAでこういう分析できる」という情報を視覚的に伝えること。
こうした積み重ねによって、SNSの発信にも説得力が宿り、新たな集客の柱へと育っていきました。
お話に出ていた機能顔分析
お顔を撮影し、パーツの配置や彫の深さなどを計算。データをもとに、AIが似合うスタイルをレコメンドします。さらに、そのスタイルにお客さまのお顔を合成することもできます。
ECILAの存在が、入社の動機に。新しいメンバーの躍進。
実際に、2025年4月に入社した蒔苗大陸(マカナエ リク)さんは、ECILAの存在が入社の決め手のひとつでした。
「前に勤めていたサロンは常連のお客さまが中心で、新しい環境のもとで挑戦したいという気持ちを抱いていました。AimerはECILAやSNSなど新しい取り組みに力を入れていて、ここなら新しいお客さまと関わりながら、自分をもっと成長させていけるんじゃないかと思ったんです。」(蒔苗さん)
“流行を発信する側でありたい”というオーナーの姿勢は、自然と地域の若手スタイリストたちにも伝わっていました。
入社後、蒔苗さんの売上はおよそ1.2倍に向上。その背景には、ECILAによって提案の幅が広がったことがあるといいます。
「自分が考えている範疇を越えた提案ができるようになりました。分析結果を活かすことで、以前よりも強い気持ちでおすすめできるようになったと思います。」(蒔苗さん)
似合うスタイルを感覚だけでなく、実際の画像を通して共有できる。そこに生まれる納得感が、自信へとつながっていきました。
「イメージ共有がしやすいので、お客さまと同じ方向を向いて話せている感覚があります。」(蒔苗さん)
迷いがなくなることで、積極的に新しい提案ができる。その積み重ねが、結果として売上の向上につながっています。
提案のしやすさも、管理のしやすさも。バナー機能をきっかけに、うれしい変化が次々と。
それは、“話しやすさ”や“コミュニケーションのきっかけ”をつくるという変化。その変化を体現している一人が、スタイリストの丹藤日向子(タンドウ ヒナコ)さんです。
丹藤さんがAimerに入社した理由は、技術への憧れでした。
「もともと違うサロンにいて、縮毛矯正の技術を身につけたいと考えていました。鷹山さんの縮毛矯正は県内でもトップクラスだと耳にしていて、ここで技術を磨きたいと思って入社しました。」(丹藤さん)
高い技術を身につけたい。その想いでAimerに飛び込んだ丹藤さん。ECILAは、日々のサロンワークの中で、思いがけない支えになっていきました。
「もともと、お客さまと話すことは好きで会話を大切にしてきたのですが、雑談になりがちで……。こちらから+αのメニューを提案したり商品を紹介したりすることが、正直すごく苦手でした。」(丹藤さん)
そんな丹藤さんの支えになったのが、ECILAのバナー機能でした。
「バナーがあると、お客さまのほうから“これ何ですか?”って聞いてくださるんです」(丹藤さん)
画面に表示された情報が自然なきっかけとなり、会話が具体的な提案へと向かっていく。自分から切り出さなくても、興味を持ってもらえる入り口がそこにあることで、心理的なハードルが下がっていきました。
「日常会話の延長みたいな感覚で、お客さまに新しいメニューや店販商品をご紹介できるようになったと思います。それから、美容や髪にまつわる話題をクイズ形式にしてバナーに表示させることで、お客さまが自然と興味を持ってくださるきっかけが生まれています」(丹藤さん)
提案が“頑張ること”ではなく、“自然にできること”に変わる。その積み重ねが、接客の自信にもつながっていきました。
その後、ECILAのない店舗へ異動した際に、改めてその役割に気づいたといいます。
「バナーを使っていた時は、提案が楽だったなって思いました。」(丹藤さん)
もうひとつ、丹藤さんは、バナー機能の思わぬ利点を教えてくれました。紙のPOPが不要になることで、管理の負担も軽減したというのです。
「以前のサロンでは、季節やキャンペーンに合わせて手書きのPOPを作成して、鏡に貼ったり、セット面に置いたりしていました。これって意外と、日ごろの管理や貼り替えが大変なんです。ECILAだと、すべての情報がデジタルで表示できるので、POPを管理する手間が減ります。セット面の見た目がすっきりするのもうれしいですね。」(丹藤さん)
提案のしやすさだけでなく、空間の整えやすさまで。ECILAは、サロンワークをさまざまな面から支える存在になっていました。
お話に出ていた機能バナー
施術中や待ち時間、お客さまに合わせた“おすすめ情報”をミラー下部に表示。自然と会話が生まれるきっかけに。スタッフが一人ひとりに説明を行う余裕がなくても、紹介するタイミングを逃しません。
バナーを地域の“メディア”に。施術以外の収益の芽も、育んでいく。
その背景には、コロナ禍での経験がありました。
来店機会が減少し、「サロンの売上=施術売上」という構造だけに頼ることへの不安を感じていたと、鷹山さんはふり返ります。
「コロナの時期に、サロンワーク外の収益も考えないといけないなと思ったんです。美容室という枠の中だけでなく、別のかたちで価値をつくれないかと」(鷹山さん)
ECILAのバナーは、単にサロン内にあるサービスや情報を紹介するツールではありません。サロンに来られるお客さまと、近隣のお店やスポットをつなぐメディアにもなり得る存在です。
「ECILAに登録していいただいているお客さま情報から、どのくらいの方が来店しているか、どのような層が多いのか。そうしたデータをマーケティング的に活かせば、地域のお店や企業との連携も考えられると思っています」(鷹山さん)
新しいものを取り入れることは、サロンが進化し続けるという意思表示。
現在、Aimer Hair Design Lewisでは、来店されるお客さまの99%以上がECILAに登録しているといいます。
特別なキャンペーンや強い誘導があるわけではありません。日々のサロンワークの中に、自然に組み込まれていることが、この高い登録率を支えています。
「ECILAは、特別なオプションではなく、うちのスタンダード。カウンセリングの一環として、当たり前の流れでご案内しています。」(鷹山さん)
地域の中でいち早く導入したECILAは、接客を支え、スタッフを育て、収益の可能性を広げる存在へと進化してきました。
流行を追いかけるのではなく、地域の中で先に体現し、発信する側であり続けること。
それは、創業当初から変わらず、オーナーである鷹山さんが大切にしている想いです。
“Aimer=愛される”という名を掲げたサロンは、一歩先の価値をかたちにすることで、お客さまからもスタッフからも選ばれ続ける場所になろうとしています。
今回インタビューさせていただいたサロン

Aimer Hair Design Lewis
セット面:セット面5席 (ECILA:5台)
スタッフ数:5名(スタイリスト2名/アシスタント1名/店長1名/オーナー1名)
▼サロンプロフィール
青森県弘前市にあるAimer Hair Design Lewisは、「お客さまからもスタッフからも愛される場所でありたい」という想いを込めて名づけられたサロン。一人ひとりのお悩みに真摯に向き合い、その先にある“なりたい理想”をデザインでつなぐことを大切にしている。
SNSによる発信や、縮毛矯正・髪質改善メニューの拡充に地域の中でいち早く取り組み、新たな価値を広げ続けている。